東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働を巡り、同県の花角英世知事は21日、臨時記者会見を開き、再稼働容認の意向を表明した。国に対し、安全性のさらなる向上など7項目の対応を求めた。来月2日に開会する県議会も同意するとみられ、再稼働に必要な地元手続きは年内にも完了する見通し。

会見で花角氏は「(7項目について)確約を頂いた上で、新潟県としては(再稼働を)了解することとしたい」と表明。県民の意思を確認する手法として「(容認)判断に沿って知事の職務を続けることについて、県議会から信任、不信任を判断いただきたい」と述べた。

実際に再稼働した場合、2011年の福島第1原発事故後、東電の原発では初となる。関係者によると、使用前検査などが順調に進んだ場合、早ければ年度内にも再稼働するとみられる。

臨時記者会見で東京電力柏崎刈羽原発の再稼働容認を表明する新潟県の花角英世知事=21日午後、新潟市

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。