NHKは25日、2025年度の中間決算を発表した。受信契約の減少などで、事業収入は前年度同期比19億円減の3064億円、このうち受信料収入は同31億円減の2927億円で、いずれも6年連続の減収となった。
受信契約数は19年度末の4212万件をピークに下がっていて、9月末現在で同24万件減4043万件となっている。NHKによると、「テレビ離れ」や物価高などが契約減少の背景にあるという。
事業支出は、減価償却費の減少などで同56億円減の2979億円。事業収入から事業支出を差し引いた事業収支差金は、同36億円増の84億円となったが、来年開催のミラノ・コルティナ冬季五輪の取材・制作活動などにより、通年では事業支出が事業収入を上回る見込み。赤字分はこれまでの還元目的積立金で穴埋めする。
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