
国内のスタートアップが8月12〜22日に発表した主な資金調達をまとめました。各社の資金調達に関する記事やこれまでの関連記事を取り上げます。
リアルアキバ 5億円
エンターテインメント事業を手がけるリアルアキバ(東京・千代田)は、GENDA子会社のGENDA GiGO Entertainment、MIXIなどから約5億円を調達したと発表しました。調達資金を使って新たに音楽事業部を立ち上げるほか、コンテンツ開発などに投じます。
FiT 15億円
無人フィットネスジム「LifeFit(ライフフィット)」を運営するFiT(フィット、京都市)は、京都銀行などから融資枠を含めて15億円を借り入れました。運営する直営店舗を2025年末までに80店と、24年末から4倍に増やします。
- 無人ジム「ライフフィット」、直営店4倍の80店に 融資で15億円調達
Hanji 3億円
生成AI(人工知能)を活用した学習アプリ「Knock(ノック)」を手がけるHanji(ハンジ、東京・品川)は、ベンチャーキャピタル(VC)のエンジェルブリッジとコアラインベンチャーズを引受先とする第三者割当増資で約3億円を調達しました。調達資金を活用し、学習支援に加え進路相談の機能も追加します。
- AI家庭教師のHanji、3億円調達 進路相談機能を追加

SENRI 2億円
アフリカで営業管理ソフトを提供するSENRI(センリ、東京・目黒)はVCなどを引受先とする第三者割当増資で2億円を調達しました。2025年後半にベトナム、マレーシア、バングラデシュに本格的に進出するほか、サービス拡張に向けた開発者の採用を進めます。
- 営業管理ソフトのSENRI、ベトナムに進出 2億円調達
bgrass 1億1000万円
女性のIT(情報技術)エンジニア採用支援を手掛けるbgrass(ビーグラス、東京・渋谷)はVCを引受先とする第三者割当増資で1億1000万円を調達しました。企業向けに採用率の改善につながるデータ分析のサービスを2026年にも始めるほか、組織体制の強化に充てます。
- 女性IT人材支援のbgrass、データで採用率改善 1.1億円調達
T2 50億円
自動運転システム開発のT2(東京・千代田)は福山通運や物流の鈴与(静岡市)など9社を引受先とする第三者割当増資などで50億円を調達したと発表しました。特定の状況下で完全な自動運転が可能な「レベル4」でのトラック輸送の事業化に向けて技術開発や人材獲得に資金を投じます。
- 自動運転トラックのT2、福山通運など9社から50億円調達
フィジオロガス・テクノロジーズ 3億円
北里大学発のスタートアップのフィジオロガス・テクノロジーズ(相模原市)は、ロッテホールディングスが運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)などを引受先とする第三者割当増資などで約3億円を調達したと発表しました。調達資金は在宅専用の血液透析装置の開発や非臨床試験に投じます。
Yaqumo 7億円
量子コンピューターを開発するYaqumo(ヤクモ、東京・千代田)はVCのビヨンドネクストベンチャーズなどを引受先とする第三者割当増資で7億円を調達しました。2027年度中に量子コンピューターでの計算中に発生するエラーに対応する「誤り訂正」が可能な試作機を開発する計画です。
- 量子コンピューターのYaqumo、7億円調達 27年度に試作機
ジャパンM&Aインキュベーション 3億円
M&A(合併・買収)支援を手がけるジャパンM&Aインキュベーション(東京・港)はVCのグローバル・ブレインなどを引受先とする第三者割当増資で3億円を調達したと発表しました。調達資金は生成AIを活用したM&A知識の体系化やスタートアップ向けM&A支援の強化に充てます。

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