米国がハイブリッド車(HV)が好調で伸びた(カムリ)

トヨタ自動車が27日発表した10月の世界生産台数(レクサス含む)は、前年同月比4%増の92万6987台だった。10月として過去最高となった。ハイブリッド車(HV)の需要が好調な米国が全体をけん引した。日本の生産台数も国内や米国の需要を受けて増加した。

国内生産は7%増の32万6832台だった。24年に発生した車の量産に必要な「型式指定」の不正に伴う生産停止からの回復や、新型の「クラウン エステート」などの堅調な需要が寄与した。

トヨタが日本から米国へ輸出した台数は5万7445台と34%増えた。トランプ米政権による高関税下でも、需要を踏まえて輸出台数を増やしている。トヨタは26年3月期に、部品会社の負担分などを含み1兆4500億円の関税コストが発生すると見込む。

海外生産は2%増の60万155台だった。米国は13万7262台で26%伸びた。中国では政府による既存の補助金政策の縮小を受け、6%減の13万2834台となった。

暴風雨の被害を受けて生産停止していたブラジルは99%減少した。11月上旬から車両生産を段階的に再開しているという。被害が大きかったエンジン工場の再開時期は未定となっている。

世界販売は2%増の92万2087台、海外販売は3%増の78万4581台となった。いずれも10月として過去最高となった。インドネシアはローン審査の厳格化などで14%落ち込んだ一方、タイでは主力セダン「ヤリス エイティブ」のHVモデルの導入で21%増加した。

オセアニアが10%増、アフリカで15%増となるなど、トヨタが主力市場とする米中以外の市場でも前年同期を上回った。

【関連記事】

  • ・トヨタ、アジア・中南米で車を無料保証 新興国も「脱売り切り」
  • ・トヨタ、「MIRAI」の水素網つくる 製造装置を27年度にも外販

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。