
りそな銀行とスタートアップ向け融資事業を手掛けるFivot(フィボット、東京・港)は27日、31億円規模の融資ファンドを立ち上げると発表した。人工知能(AI)を活用した与信モデルによって、創業期以降の新興企業の資金調達を支援する。りそな銀行にとって「シード」と呼ぶ創業期の企業への融資は初となる。
同日、「RFCベンチャーデットファンド1号」を設立した。運営を担うフィボットが1億円、りそな銀行が30億円を出資する。1件あたり平均4000万円、最大3億円を融資する。ファンドの運用期間は原則4年で、計100社程度の融資を想定する。
りそな銀行はスタートアップに融資する「ベンチャーデット」などの実行額を2026年度からの3年間で900億円増やし、28年度に累計1000億円にする目標を掲げる。一方で赤字企業が多いスタートアップの審査は従来の銀行融資と比べて時間がかかる課題があった。
フィボットは銀行の入出金データやウェブ上にある膨大な企業情報をAIで取得・解析する技術を持つ。りそな銀行は「通常は3~4カ月かかる審査期間を10営業日程度まで短縮できる」としており、貸し倒れを抑えながら迅速な融資につなげる。りそな銀行の大森剛執行役員は同日開いた記者説明会で「フィボットのスコアリングモデルを活用し、国内スタートアップの資金調達の課題を解決したい」と語った。
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