ANAのエアバスA321(羽田空港)

全日本空輸(ANA)は29日、運航に使用する欧州エアバスの小型機「A320」と「A321」で機体の整備が必要となった影響で、同日朝より欠航が発生していると発表した。欧州航空安全庁(EASA)が同日未明、エアバスに機体の安全性を確保するため必要な作業を求める「耐空性改善通報」を出したことに伴う措置。29日のANA欠航便は国内線で合計65便で約9400人が影響を受ける。

ANAでは9月末時点でA320とA321を37機運航しており、このうち34機が影響を受けている。ANAは「多くの運航便に遅延・欠航が発生し、乗客に多大なご迷惑をかけていることを深くおわびする」とコメントした。グループ内の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションも同型機を使用している。日本航空(JAL)はこれらの機体を使用しておらず「欠航は起きていない」と説明する。

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