分配金の支払いの遅延が問題となっている不動産投資商品「みんなで大家さん」の運営会社「都市綜研インベストファンド」(大阪市)は28日、出資者に対して「現時点で計画の変更は予定していない」としつつ「極めて厳しい局面にある」と通知した。
投資商品には、成田空港(千葉県成田市)周辺での開発への出資を募るものも含まれているが、開発用地の4割を所有する成田国際空港会社(NAA)が27日、開発主体の不動産会社「共生バンク」(東京都千代田区)との賃貸借契約を11月末で終えると表明した。
ファンド社は通知で、契約終了の理由を、共生バンクが造成工事完了までの予算確保を期限内にできなかったと説明。共生バンクが「問題の解決に向けて12月にも協議を行う」とした。
また、契約終了に伴い、NAAの所有地での工事は一旦停止されて工期が遅れる見込みとした。造成工事は2027年8月末までに完了されるとしている。
分配金の支払いについては、11月末も計19商品で遅延すると明らかにした。これで遅延は7月以降、5カ月連続。ファンド社は「事業基盤を立て直すことが不可欠」とした。【洪玟香】
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