ゴッホのひまわりから、スター・ウォーズのデス・スターまで――。子どもの知育玩具としてのイメージが強いデンマーク発の「レゴ」を楽しむ大人が増えている。
レゴは、2020年から「大人レゴ」としての展開をスタート。精巧さ、再現性の高さのほか、「組み立てがい」も感じられるなどとして、年々支持が広がっているようだ。
レゴジャパンは11月中旬、東京都渋谷区の複合施設「渋谷キャスト」でクリスマス向けの期間限定イベントを開催した。
家の玄関やダイニングなどをイメージした空間を複数設け、レゴで作られたクリスマスリースやテーブルデコレーションなどでそれぞれの部屋のインテリアとしての楽しみ方を提案した。
俳優の山本美月さんや、ドラマーのオカモトレイジさんらが手がけるインテリア空間も設置し、「大人レゴ」の魅力を積極的にPRした。
レゴジャパンの担当者によると、大人レゴは世界的に売り上げが好調といい「日本における売り上げ、販売数も過去3年で倍以上になっている」と手応えを語る。
「大人レゴ」としての展開を始める以前にも、単体や、子ども向けのセットで販売されているブロック、パーツを組み合わせて自分なりに作品を作り上げる大人のファンは世界中で多くみられた。
「お子様は大切にしながら、大人の方にも楽しんでいただけるチャンスも捉えていく」(レゴジャパン担当者)として、20年からは「大人レゴ」専用パッケージを出すなど注力を始めた。
タイミングも良かった。
新型コロナウイルス感染拡大による「おうち需要」が追い風となった。
「大人レゴ」として販売される商品は、3980円のF1レースカー(248ピース)や、米人気SF映画のスター・ウォーズセット「デス・スター」(9023ピース)14万4980円など、ピース数や価格帯も幅広い。
子どもを対象とした商品に比べてパーツが多い商品が充実しており、一部スポーツカーの商品では、サスペンションなど細かい部位の再現のほか、専用アプリと連携させて動かして遊ぶことができる商品などの工夫もある。
商品は全て本国のデンマークで開発し、売られているキットは全世界共通という。
担当者は「車や映画のキャラクター、アートなど、人の興味関心に合わせた製品を出していくことが基本だ」とする。
大人からの人気が高い、花や植物を再現する「ボタニカルシリーズ」は、夏ならヒマワリ、冬はポインセチアなど季節に応じて商品を投入。
組み立てた後はインテリアとしての楽しみがあることや、お手入れの不要さなども支持されている理由という。【松山文音】
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