電子部品を製造する日本航空電子工業は1日、カナダで油田関連のシステムを手がけるAlberta(アルバータ)から油田の掘削に必要な機器の開発事業を買収すると発表した。買収額は非開示とした。日本航空電子が手がける掘削市場向けの技術と組み合わせ、製品の種類拡大などにつなげる。
アルバータから取得する事業を引き継ぐ新会社「Tooltronix(トゥールトロニクス)」を15日に設立する。アルバータが手がける事業名を子会社に冠する。放射線の一種である「ガンマ線」を検出する装置や、地中からの無線信号を受信する装置などの製品開発を進める。
日本航空電子は接続部品のコネクターを主力としているが、石油や天然ガスを掘削する装置向けに、位置や角度を計測するセンサーなども手がけている。事業の買収により北米市場を中心に事業を広げる。
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