ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長が1日、東京都内であったイベントに登壇し、「(今が)AI(人工知能)バブルかどうか、という馬鹿げた問いを議論している人たちは賢いとは言えない」と述べた。

 SBGをはじめとするAI・半導体関連銘柄への投資熱は高まっており、東京株式市場の日経平均株価が初めて5万円の大台を突破する歴史的な株高の牽引(けんいん)役となっている。一方で株価は乱高下しており、AI関連の過熱感を警戒する声もあるが、そうした懸念を一蹴した。

 孫氏は保有していた米半導体大手エヌビディアの全株式を売却したことにも言及。米オープンAIへの投資に資金が必要だったとして、「もっとお金があればもちろん保持していたが、泣く泣く売却した」と話した。

 5年後の日本の姿を問われると、「大問題だ。あまりに保守的で野心が足りない。日本よ、目を覚ませ!と言いたい」と語気を強めた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。