七十七銀行や東北大学などは、上場を目指す東北企業の経営人材を育成するプログラムを10月から開講する。地域経済の活性化を目的としたもので、今回で4期目となる。新たに3期目までに参加した企業を対象にした個別相談会も実施し、東北企業の新規株式公開(IPO)支援を加速させる。

「IPO経営人材育成プログラムTOHOKU」では資金調達や事業計画、上場に向けたガバナンスの構築などについての講義が設けられる。10月から2026年1月にかけて仙台市内で毎月1回ずつ開催される予定。IPOを目指している東北企業が参加対象となる。

今年度から新たに開催するのは「IPOアドバンスドプログラムTOHOKU」。これまで人材育成プログラムを受講した企業を対象に、株式の発行や配分についてのアドバイスやIPO時の法的リスクなどに関する相談ができる。

開催するのは七十七銀や東北大に加え、宮城県、仙台市、東京証券取引所の5者。七十七銀の担当者は個別相談会の新設について「各社がもつ特有の悩みに対応し、講義を受けてもらった後のフォロー体制を充実させる狙いがある」と話した。

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