佐川急便は5日、本州と四国で4日に一部停止した配達物の預かりや集荷を再開した。佐川によると、全国的な配送の遅れは解消しておらず、一部の荷物について状況次第で一時的に預かりを制限する可能性があるという。

金子恭之国土交通相は5日の閣議後会見で「年末の繁忙期に向けて宅配便サービスを巡る状況を引き続き注視し、必要に応じて関係業界に働きかけを行う」と述べた。

インターネット通販大手が11月末に催した米国発祥の大型セール「ブラックフライデー」商戦が盛況で、荷物量が想定を超えた影響を受けていた。ヤマト運輸でも配送の遅延は続いており、クリスマスやお歳暮などの荷物増加が予想される年末に向けて、混乱が懸念されている。〔共同〕

【関連記事】

  • ・佐川急便が荷物預かり制限 ブラックフライデー浸透、運転手不足直撃
  • ・ヤマト運輸も一部で配送遅れ 佐川急便に続きブラックフライデーで

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。