試合会場での容器リサイクルについて説明する高速の赫社長㊥と、89ERSの志村社長㊨、ベガルタの板橋社長(4日、仙台市)

食品包装資材大手の高速は仙台市に本拠を置くプロスポーツチームと組み、試合会場での飲食に使用するプラスチック容器の「完全リサイクル」に取り組む。7日に仙台で開催するプロバスケットボールBリーグ・仙台89ERSの公式戦で飲料容器を分別回収し、新たな容器の資源として再生する。Bリーグの会場では初めての試みだという。

89ERSの志村雄彦社長は「スポーツを通じて環境意識を高める機会としたい」と語る。7日の成果も見ながら継続を検討する方針で「仙台から全国へ新しいスタンダードを示したい」と意気込む。

飲料容器の再生システムは高速、サッカーJリーグのベガルタ仙台などが構築した。ベガルタの試合会場では25年シーズンから、ホームゲームで先行的に実施している。

ベガルタの板橋秀樹社長は「リサイクルに関するマニュアルやデータをまとめ、広めていきたい」と話す。高速の赫裕規社長は「89ERSに限らずほかのスポーツチームにも広めたい」と普及に意欲を示す。

地域ニュース

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。