都内でネギを栽培する飯田祐己さん(東京都昭島市)

地方の産地と比べて農地が狭い東京で農業を始める場合、たくさんの品目を育てて種類の多さで特色を出すケースが少なくありません。価格面で地方と張り合うのが難しいからです。都市近郊農業の典型的なパターンです。

八王子市や昭島市などでネギを栽培する飯田祐己さんはその反対。機械を導入して生産を効率化し、売り場まで近いので輸送費を抑えられる利点を生かし、地方に負けない値段でスーパーなどに出荷することを可能にしました。

目標は東京で農業をやってビジネスとして大きくすること。ラジオNIKKEIの「農(アグリ)のミライ」に出演し、「大変でも目標があれば過程が楽しい」と話しました。飯田さんのインタビューをポッドキャストで配信中です。

ラジオNIKKEI「農(アグリ)のミライ」は、農業や食をめぐる未来志向の取り組みを深掘りする番組です。番組サイトはこちらからアクセスできます。 https:/www.radionikkei.jp/agri/
  • 著者 : 吉田 忠則
  • 出版 : 日本経済新聞出版
  • 価格 : 1,980円(税込み)
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    吉田忠則(よしだ・ただのり)
    農政から先進農家、スマート農業、植物工場、さらにカリスマシェフや外食チェーンなど「食と農」に関するテーマを幅広く取材してきた。著書に「見えざる隣人」「農は甦る」「コメをやめる勇気」「農業崩壊」。中国の駐在経験も。X(旧Twitter)は@nikkei_yoshida

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