IHIは超小型衛星「IHI-SAT2」の打ち上げに成功したと発表した。様々な波長の光を分析できるハイパースペクトルカメラを搭載して森林の状態などを解析する。IHIは宇宙関連事業に力を入れており、観測や運用技術の習得につなげる。
衛星は縦30センチメートル、横20センチメートル、奥行きが10センチメートルほどの小型サイズ。カメラや太陽電池などを搭載する。米スペースXのロケットで2025年11月に打ち上げられた。
森林の状態を解析することで樹種や生育状況を分析し、温暖化ガスの削減量を取引する「カーボンクレジット」を創出するといった事業への応用が可能になるという。IHIは今回の衛星を通じて解析などの技術を高める。複数の小型衛星を連携させ一体運用する「衛星コンステレーション」などの事業の拡大につなげる。
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