2025年上期の白物家電の国内出荷額が1兆3911億円となり、上期として1991年に次ぐ過去2番目の出荷額となった。日本電機工業会がまとめた統計でわかった。猛暑の影響で、ルームエアコンの出荷が好調だった。
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統計によると、24年度上期から3.5%増えた。うち、ルームエアコンの25年度上期は5505億円で、前年同期と比べて9.0%伸びた。同工業会は「今夏の記録的な暑さに加え、早めの試運転を推奨している効果もあって、出荷が好調に推移した」と分析している。
エアコンのほか、訪日外国人客の増加に伴い、宿泊施設からの引き合いが強かった空気清浄機も好調だった。政府による備蓄米の放出などに伴い、古いお米でもおいしく炊ける高機能製品への注目が高まり、ジャー炊飯器が堅調に推移した。電気シェーバーなども好調だった。
電気冷蔵庫や電気洗濯機は、前年同期より減少した。冷蔵庫は大型から中型にシフトしており、401リットル以上の大型タイプが低調だった。洗濯機は、ドラム式は伸びているものの、物価高騰のあおりを受けて、買い控えもみられたという。
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