年の瀬。家電量販店は歳末商戦の熱気に包まれています。店内を歩くと、日本の家電メーカーが次々と新商品を発売し、しのぎを削っているように見受けられます。
ただし、世界の市場を席巻する中国系メーカーを前に、日本の家電メーカーは苦戦を強いられているのも現実です。
巻き返しを図るために、これまでの常識を覆した新商品を打ち出す大手電機メーカーもあれば、自前の工場を持たずにヒット作を出してきた新興メーカーも。
今後の生き残りに向けた、新時代の家電とはなにか。連載「家電新時代 2025→26」を執筆した経済部の土屋亮記者が解説します。
連載「家電新時代 2025→26」 第1回はこちらから
「高機能な洗濯機と言えば大型機種」。そんな家電業界の「常識」にシャープの開発陣が挑みました。小さな本体に高級機並みの機能を盛り込んだドラム型洗濯乾燥機。開発の背景には、結婚や出産への考え方、そして家族のかたちの変化がありました。
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