
ロイヤルホールディングス(HD)は25日、傘下の天丼チェーン「てんや」でタイから一時撤退すると明らかにした。フランチャイズチェーン(FC)契約を結ぶタイの大手財閥系企業とのFC契約が終了するため。2013年にタイにFC1号店を開業し、ピーク時は15店舗まで拡大したが、新型コロナウイルス禍などで足元では2店舗に縮小していた。ロイヤルHDは今後、タイ国内で別のFC運営企業を探すという。
9月上旬までにタイ国内の2カ所のてんやを閉店し、閉店関連の業務が終わり次第、FC契約を終了する予定だ。タイのてんやでは日本同様に天丼や天ぷらなどの日本食を中心に提供していた。ロイヤルHDは「FC運営企業の戦略などを踏まえて両社で協議し、FC契約の終了を決めた」とコメントした。
ロイヤルHDによると、タイを除くてんやの海外店舗数は19店舗でフィリピンや香港、シンガポールでFCを展開している。今後もアジア地域を中心にてんやの海外出店を進める方針だ。

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