明治安田生命保険は12日、群馬支社に勤めていた70代の女性営業職員が顧客17人に架空の投資話を持ちかけ、総額2億円をだまし取っていたと発表した。11月28日付で懲戒解雇し、刑事告発を検討しているという。
発表によると、元職員は2010年から今年7月にかけ、「高利率預託制度」という架空の投資話で顧客17人から総額2億円を詐取した。明治安田の社名を記した偽の領収証や、定期的に配当金を渡すといった手口で不正を続けていたという。今年9月に顧客から相談があって発覚した。
明治安田は「被害にあわれたお客さまに深くおわびを申し上げる。再発防止に向け、全社をあげてコンプライアンス体制の強化に努める」とのコメントを出した。今後、被害者に弁済したうえで、元職員に請求する方針。元職員は勤続30年で、過去に関わった全ての契約者に連絡をとり、さらに調査するという。
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