
駐車場機器開発のサイバーセブン(東京・新宿)は25日、QRコード決済の仕組みを利用した料金支払いシステムを開発したと発表した。精算機などが不要になり、最大8割のコスト削減につながる。9月から販売し、5年後をメドに100万台の販売を見込む。
開発した新システムでは、駐車した自動車をロックする「フラップ」部分にQRコードを施す。利用者がスマートフォンで読み込むと、同社の決済ページが表示され、スマホ決済のPayPay(ペイペイ)やクレジットカードなどで支払いができる。
従来の精算システムから費用を最大8割削減できる。例えば、2台分の駐車場に従来の駐車場機器や精算機を取り付ける場合は約130万円かかっていたが、30万円程度で済む。今後は駐車スペースが20台程度の小規模駐車場を中心に販売する。

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