NTTデータは、エージェント型AI（人工知能）の開発基盤「LITRON Builder（リトロン　ビルダー）」の提供を2026年4月から始めると発表した。企業ごとのガバナンス（企業統治）ルールや業務などに最適化したエージェント型AIを自然言語（ノーコード）で開発できる。同基盤をはじめとする「リトロン」関連ビジネス全体で、2027年度末までに累計200億円規模の売り上げを目指す。

今回発表した開発基盤は、同社が10月に提供を始めたエージェント型AIの実行基盤「LITRON CORE（リトロン　コア）」と組み合わせることで、企業ごとのガバナンスルールやセキュリティー要件、利用者の業務、IT（情報技術）インフラ環境に応じたAIの開発・利用を可能にする。

自然言語または専門的な知識を必要としないローコード、コーディングによる開発に対応する。また、NTTデータが開発したエージェントや他企業のエージェントを組み合わせたり、利用企業の既存システムやクラウド型ソフトウエア（SaaS）と連携したりする機能も備える。

まずは、パブリッククラウドでの提供や自然言語を使った開発、コーディングでの開発に対応し、今後は利用企業が自社でシステムを保有するオンプレミス環境への展開やローコード開発の対応を予定している。

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