JR旅客6社が16日発表した年末年始(26日〜2026年1月4日)の新幹線・在来線指定席の予約数は、25年12月15日時点で524万席(直通運転の重複分を調整)と前年同期に比べ2%増えた。予約数は1日平均52万席と、比較可能な1996年度以降で最多だった。混雑のピークは下りが25年12月27日、上りは26年1月3日となる見通しだ。

新幹線の予約席数は6社計で3%増の430万席、在来線は1%多い94万席だった。予約可能な席数も1166万席と3%増やした。JR東海の東海道新幹線(山陽との直通列車含む)は4%増の252万席が予約済みだ。「のぞみ」「ひかり」「こだま」の運転本数は1日平均で443本と過去最多になる。のぞみは前年同期と同様に全車指定席にする。

東北や上越などJR東日本の新幹線予約も157万席と2%上回る。上りは1月2〜4日の「はやぶさ」「こまち」「かがやき」などで、ほぼ満席の状態だ。JR西日本の北陸新幹線も8%プラスの27万席だった。24年に金沢―敦賀間で延伸して以降、好調に推移している。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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