日本政府観光局が17日発表した1~11月の訪日外国人数(推計値)は、前年同期比17.0%増の3906万5600人となった。過去最多だった昨年の約3687万人を11月時点で上回り、年間で初の4000万人突破が確実な情勢となった。一方、11月の中国からの客は前年同月比3.0%増の56万2600人と、伸び率が急速に鈍化。単月の増加率としては今年最小となり、中国政府の訪日自粛呼び掛けによる影響が表面化した格好となった。

11月の訪日客数は、前年同月比10.4%増の351万8000人で、紅葉シーズンに合わせた来日が増えた。国・地域別では韓国が最も多く、10.0%増の82万4500人。2番目が中国で、台湾が11.1%増の54万2400人、米国が22.2%増の30万2500人と続いた。日本渡航に警戒を促している香港は8.6%減った。

銀座を歩く中国人観光客=11月22日、東京都中央区(AFP時事)

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