日本証券業協会は17日、顧客が理不尽な要求をする「カスタマーハラスメント(カスハラ)」への対応方針を発表した。価格が変動する金融商品を扱う証券業界では、コールセンターなどで顧客から激しい要求を受けることがある。法的措置を含めた対応方針を定め、従業員の安全を確保する。
日証協は、事業者にカスハラ防止対策を求める東京都の条例が今年4月に施行されたことなどを受け、対応方針を策定した。対応方針では、暴力や脅迫などの違法行為、執拗(しつよう)な問い合わせや要求などをカスハラと定義。カスハラが継続したり、悪質と判断したりした場合は、サービスの停止に加えて「警察・弁護士などの関係機関と連携し、法的措置も含めた厳正な対応を行う」と明記した。
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