「柿の葉寿司フェア2026」をアピールする柿の葉ずしの平井社長(右)と柿の葉ずしヤマト(奈良県五條市)の宮倉靖幸社長(16日、奈良市)

2026年1月17〜18日に奈良市内で開催される「柿の葉寿司(ずし)フェア2026」の実行委員会は同フェアの概要を発表した。主要メーカーが協力して実施する業界初の試みで、2日間で約2000人の来場を見込む。実行委のメンバーで、「平宗」の屋号で事業展開する柿の葉ずし(奈良県天理市)の平井宗助社長は「1回目の反応をみて、可能なら27年以降も毎年開催したい」と話した。

  • 【関連記事】柿の葉寿司ブランド一堂に、奈良市で26年1月にイベント 食べ比べも
各ブランドを食べ比べできるように「柿の葉寿司フェア2026」では1個100円程度で提供する予定だ=中谷本舗提供

平城宮跡歴史公園(奈良市)内の施設「天平みつき館」で開かれる同フェアには県内の13業者が参加する。実行委によると柿の葉寿司は県内の店舗では1個120〜180円程度で販売されているが、フェアでは1個100円程度で提供する計画だ。来場者が各社の商品を食べ比べしやすいようにする。

大阪・関西万博で5月に奈良県が実施したイベントで、柿の葉寿司を紹介するセッションが開かれた。これがきっかけとなり、平井氏が夏に各社を訪問して開催を呼びかけたという。

柿の葉寿司について、平井氏は「今までは奈良観光の土産に買って帰るケースが多かった。イベント開催を通じて歴史などの魅力を伝え、柿の葉寿司を食べるために奈良を訪問してもらえるようにしたい」と抱負を語った。

【関連記事】

  • ・奈良の三輪そうめん、カップ入りやイタリア風も 新機軸相次ぐ
  • ・梅乃宿酒造、バーテンダーや吉野葛と連携 酒を通じて奈良の魅力発信
  • ・奈良県の製茶農家、3姉妹に継承し新ブランド 中川政七商店が指南

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。