サン・スマイルが展開するマスクブランド「MASCODE(マスコード)」

電子商取引(EC)支援のAnyMind Group(エニーマインドグループ)は18日、化粧品雑貨販売のサン・スマイル(東京・港)を子会社化すると発表した。2026年1月1日付で投資ファンドのJ-STARのファンドからサン・スマイルの全株式を取得する。取得価格は41億円。サン・スマイルが強みを持つ日本国内の流通網を活用して実店舗での販売に力を入れる。

サン・スマイルの社員100人超の雇用は引き継ぐ。サン・スマイルは化粧品や美容雑貨の企画・販売や卸販売を手掛け、雑貨店の「ロフト」やディスカウント店「ドン・キホーテ」などで商品を展開する。

エニーマインドは16年の創業でアジアを中心に15カ国・地域で企業向けにマーケティングやEC支援を手掛ける。同業のM&A(合併・買収)を重ねて拡大するロールアップ戦略を取っており、今回は13社目の買収となる。これまでは動画広告や電子ギフトなどオンライン関連の企業を買収してきており、実店舗の流通網を持つ企業買収は初めて。

エニーマインドの十河宏輔最高経営責任者(CEO)は「オンラインのSNSマーケティングやECから、実店舗での販売までの一貫した支援体制を構築する」と買収の狙いを語った。

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