高崎駅東口に専用のタクシー乗り場を設ける

JR東日本高崎支社などは22日から、予約した新幹線の到着時刻にタクシーも手配するサービスを群馬県の高崎駅で実証実験する。駅到着後の待ち時間を減らし、交通網が貧弱な「交通空白」の解消につなげられるか探る。同サービスではタクシー代も割り引く。2026年3月19日まで実施する。

実験の参加にはスマートフォンを使った県の次世代移動サービス「GunMaaS(グンマース)」に交通系ICカード「Suica(スイカ)」の登録が必要だ。乗車する新幹線を予約しグンマースからタクシーを手配する。

JR東のインターネット予約サービス「えきねっと」にひも付けたスイカで新幹線に乗車する。出発駅の新幹線改札を通過するとタクシー事業者に通知する仕組みだ。高崎駅東口に設ける専用乗り場にタクシーが待機する。タクシー運賃の決済でも同じスイカを使えば運賃から1000円を割り引く。

実験はタクシー事業者内のデジタルトランスフォーメーション(DX)を手掛ける電脳交通(徳島市)、建設コンサルティングのケー・シー・エス(東京・文京)と連携する。乗降客数の多い高崎駅で実験した結果を検証し、他地域へ展開できるか検討する。

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