片山さつき財務相は19日夜、急速に進む円安について「投機的な動きも含め、行き過ぎた動きに対しては、適切な対応をとってまいりたい」と述べ、金融市場を牽制(けんせい)した。
主要7カ国(G7)の財務相会合がオンラインであり、その後の会見で語った。この日は日本銀行が金融政策決定会合を開き、追加利上げを決めた。植田和男総裁は会見で、今後の利上げペースについて「経済・物価の見通しやリスク、見通し実現の確度をアップデートしながら、適切に判断していく」と述べたが、市場からは今後の利上げペースが緩やかだと受け止められ、円が売られた。
植田総裁の会見後、対ドル円相場は一時、1ドル=157円台前半をつけ、利上げの発表前から1円50銭超も円安が進んでいた。
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