19日の米ニューヨーク外国為替市場で、対ドル円相場は前日夕方時点より一時2円程度円安ドル高が進み、1ドル=157円台後半をつけた。日本銀行の植田和男総裁の記者会見を受け、今後の利上げのペースが緩やかだとの見方が広がり、円が売られた。
日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で、0.25%幅の利上げを決め、政策金利は、30年ぶりの高水準となる0.75%に引き上げられた。一方、植田氏は会見で、「経済・物価の見通しやリスク、見通し実現の確度をアップデートしながら、適切に判断していく」と述べた。日銀は利上げを急がないと受け止められ、低金利が続きそうな円を売る動きが広がった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。