ローソンは26日、店内に厨房(ちゅうぼう)を備えた全国の店舗で、災害時におにぎりを作って販売できる体制にすると発表した。今年度中の整備を目指す。道路が寸断されるなどして、商品を配送できなくなった場合を想定しているという。
同社は、店内調理をする「まちかど厨房(ちゅうぼう)」を約9600店に導入している。災害時に、こうした設備を活用。温かくて、片手で食べられる商品として、おにぎりを選んだ。
作るおにぎりは1個180グラムと、通常の「手巻おにぎり」の2倍近い大きさ。のりや具材、塩は使わず、店内で炊いた在庫分限りのコメをラップなどに包んで売り出す。価格は税込み200円。店を安全に開けられる状態であることが前提になる。
この日は都内の店舗で訓練を行い、作業手順やおにぎりを作るまでの時間などを確認した。試食したお客の意見なども踏まえ、全国展開に向けた準備を進めるという。
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