小田急、東京・渋谷のホテルをリニューアル　レジャー利用を強化

小田急電鉄とホテル小田急サザンタワー（東京・渋谷）は、小田急ホテルセンチュリーサザンタワー（同）のリニューアル工事を2026年秋に開始すると発表した。開業当時のコンセプト「シンプル&モダン」を維持しつつ、居心地の良さや機能性の向上を目指す。2028年春のグランドオープンを予定している。

同ホテルは、ビジネス利用を想定した宿泊主体型のホテルとして1998年に開業した。足元では、インバウンド（訪日外国人）をはじめ国内外のレジャー利用の客も増え、多様化するニーズに対応するためリニューアルを決めた。

客室はシンプルなデザインとし、荷物の多いインバウンドの客に不可欠なゆとりのあるスペースを確保するため、置き型の家具を最小限にとどめる。一方で、眺望を最大限楽しめるようソファの配置などにこだわる。

バスルームも一新し、トイレ・洗面を独立させることで、複数人が利用したときの利便性を高める。窓の遮熱・断熱性能を強化するほか、天井には空気清浄機を組み込むなど様々な面から快適性を高める。

リニューアルに伴い、宿泊は2026年9月末、レストラン、ラウンジ、宴会場は2027年3月末から営業を一時休止する。レストランとラウンジは2027年秋に先行オープンする予定だ。

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