三菱商事は2027年度入社社員から、新卒の一般職採用を再開する。このほど新卒採用サイトで公表した。新卒での採用は19年度入社社員以来8年ぶり。新規事業創出に向けたリサーチ業務や人工知能(AI)の活用などバックオフィス(後方事務)でも業務が高度化している。新卒採用の再開で安定的な人材確保につなげる。
一般職の名称は「バックオフィス職」。27年7月末までに4年制大学・大学院を卒業または卒業見込みで就労経験がないことが応募資格となる。採用予定人数は今後詰める。初任給は25万円程度を見込む。19年度の新卒社員は21万円だった。勤務地は東京本社や首都圏の事業会社に限定し、転居を伴う異動はない。
三菱商事は19年度の新卒社員まで毎年10〜30人程度を一般職として採用していたが、20年度入社から募集を見送っていた。事業投資が収益の柱となる中で、一般職の業務も単なる事務作業にとどまらない高度な業務が増えており、23年度に中途での採用を再開した。24年度は17人を採用した。
大手総合商社で一般職の新卒採用を継続している伊藤忠商事は25年4月から一般職の名称を従来の「事務職」から「ビジネスエキスパート職」に改めた。事務業務に関する専門知識やスキルを持ち、組織運営の要となる役割と位置づけている。
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