22日の米ニューヨーク外国為替市場で円が上昇し、対ドル円相場は一時1ドル=156円台後半をつけた。前週末の夕方時点から1円ほど円高ドル安となった。

 片山さつき財務相が、米ブルームバーグ通信のインタビューで、投機的な円安の動きに対し、「断固として措置をとる」などと発言したことを受け、為替介入への警戒感が高まり、円を買い、ドルを売る動きにつながった。

 対ドル円相場は、19日の日本銀行の植田和男総裁の記者会見後に、下落傾向にあった。金融政策決定会合で利上げを決めた一方で、今後の利上げが緩やかになるとの見方が広がり、低金利が続きそうな円が大きく売られ、1ドル=157円台後半をつけていた。

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