川崎重工業はUCC上島珈琲（神戸市）グループのUCCコーヒープロフェッショナルが水素で焙煎（ばいせん）したコーヒーを、羽田イノベーションシティ（東京・大田）に設けた共創拠点で提供を始めた。川重は水素サプライチェーン（供給網）の構築に取り組んでおり、来所する連携先企業に水素への関心を持ってもらうのに役立てる。
UCCの水素焙煎コーヒーは水素を熱源としコーヒー豆を煎ることで、化石燃料を使う従来の焙煎機では年間570トン排出していた二酸化炭素（CO2）をゼロにでき、脱炭素に役立つのが特長だ。川重は同コーヒーを共創拠点「CO-CREATION PARK - KAWARUBA（カワルバ）」で提供するほか。今後は他の自社施設にも広げる予定だ。
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