調査会社インテージの調査によると、お年玉をもらう予定の20歳以下の回答者のうち「キャッシュレスでもらいたい」とした人が39%にのぼった。前年調査から8ポイント増えた。キャッシュレス化の波が押し寄せることで、ポチ袋に入れて手渡しする定番の光景が見られなくなるかもしれない。

お年玉を渡す人のうち、自分の子供へのお年玉の渡し方は「現金を手渡しする」が91%だった。銀行への振込が7%、スマホのキャッシュレスアプリは1%にとどまった。

受け取る側がキャッシュレスを希望する半面、渡す側は「現金の方がありがたみがある」と考える人が多いという。

お年玉をあげる予定については「ある」と答えた人が46%と過去2年間で横ばいとなった。渡す側の予算総額は2万4039円と前年から微減だった。インテージは「物価高や円安による影響が出ているのではないか」と分析する。

調査は11月19〜25日に全国の15〜79歳の男女5000人を対象に実施した。

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