
太陽誘電は自動車の先進運転支援システム(ADAS)やエンジンの制御装置に使うインダクター(コイル)の新製品を発売した。セ氏165度まで高温に対応し、同社従来品から体積を半減させた。車載機器の部品小型化に対応する。
12月から同社子会社の和歌山太陽誘電(和歌山県印南町)で量産を始めた。サンプル価格は税別で1個50円。耐熱性に優れた材料を使い、内部の構造を工夫したことで耐用温度を変えずに小型化できた。
インダクターは電子回路内で、電流のノイズを取り除く役割を担う電子部品だ。高性能な車載機器には小型部品が求められる。機器内部は高温になりやすいため、小型かつ耐熱性能をもつ部品の引き合いは強い。
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