
マーケティング会社の刀(大阪市)は25日、アニメやミステリーの世界に没入する体験を楽しむテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」(東京・江東)の営業を2026年2月28日に終了すると発表した。刀は営業終了の理由について「施設規模が過大であると判断した」と説明している。
イマーシブ・フォート東京は、お台場の商業施設「ヴィーナスフォート」跡地に24年3月、開業した。広さ約3万平方メートルで、観客が公演会場を巡ったり、物語に参加したりするイマーシブ演劇を提供していた。25年3月には70〜120分の大型コンテンツのみに刷新し、約2時間で2万円超のコンテンツも提供していた。
刀の森岡毅・最高経営責任者(CEO)は「イマーシブ・フォート東京の営業を事業期間を繰り上げて終了する苦渋の決断をした。財務面を含め当初計画との大きな乖離(かいり)が生じた事実は、経営者として重く、真摯に受け止めている」とコメントしている。
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