事業戦略発表会に登壇したHRBrainの堀浩輝代表(26日、東京都港区)

人事管理クラウドソフトを手掛けるHRBrain(HRブレイン、東京・港)は26日、人工知能(AI)を活用した新サービスを2026年上半期に始めると発表した。人事担当者や管理職社員らがチャット形式でAIに質問することで、適切な人材を選び出したり、評価を下したりすることができる。

HRブレインは企業向けに労務管理やタレントマネジメントのシステムを提供している。新サービスでは例えば、新プロジェクトで人材を抜てきする際にチャット形式で求める人材像を入力すると、AIが従業員のデータベースからバックグラウンドを勘案して適切な人材を推薦する。

同日、他社サービスとの連携も発表した。タレントマネジメントシステムとオンライン学習サービスの「Udemy(ユーデミー)」の学習データと連携させ、従業員のリスキリングやキャリア形成に活用する。

都内で開いた事業戦略発表会に登壇したHRブレインの堀浩輝代表は「従業員の勤怠管理や学習のデータが加わることで、人材データをよりリッチにできる」と話した。同社は23年にスウェーデン拠点のプライベートエクイティ(PE=未公開株)ファンド大手、EQTに株式の過半を売却した。

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