説明会に登壇したさくらインターネットの霜田執行役員(26日、東京都新宿区)

さくらインターネットは26日、8月から生成AI(人工知能)の開発・利用向けサービスの企画・開発・営業の機能を1つにした組織を設立したことを明かした。生成AI市場は変化が激しく、付加価値を高めたサービス提供が求められている。従来は各機能が別々の組織で動いていたが、まとめることで機動的に市場動向を捉えていち早くサービスに反映させる。

都内で生成AI向けサービスの説明会を開いた。さくらネットは米エヌビディア製の画像処理半導体(GPU)を活用し、生成AI向けクラウドサービスを提供している。直近では、各社のGPUやデータセンターへの投資が相次いでいる。競争が激しくなり、付加価値の高いサービスが求められる。

霜田純執行役員は生成AI市場の変化について「体験したことのないスピード感で変わっている感覚だ」と強調した。生成AIの「学習」だけでなく、想定よりも早く「推論」のニーズが高まっており、さくらネットは様々な用途に応えられるようサービスラインアップを強化している。

関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。