日本フードサービス協会(東京・港)が25日発表した11月の外食売上高(全店べース)は前年同月比8.7%増と、48カ月連続で前年同月を上回った。土日祝が前年より2日多く、ファストフードやレストラン業態の客数を押し上げた。原材料価格や人件費の上昇を反映した値上げもあり、客単価は4.4%増えた。
業態別の内訳はファミリーレストランが9.4%増えた。定食やしゃぶしゃぶチェーンなど「和風」カテゴリーは鍋メニューが好調で8.6%のプラスとなった。値引きクーポンや低価格のランチメニューがけん引した「中華」も8.5%のプラスだった。
ファストフードは8.8%増えた。「麺類」では気温の低下が影響してラーメン業態が伸び、5.7%のプラスだった。パブ・居酒屋業態は3%増だった。中国人ら訪日客の予約キャンセルや忘年会シーズンを控えた消費者の節約志向を受けて、客数は微増にとどまった。
日本フードサービス協会は「低価格キャンペーンの集客効果が一段と目立つ傾向がみられる。消費者の節約志向は続いている」と話す。
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