防衛省は26日、川崎重工業を2.5カ月間の指名停止にすると発表した。川重が潜水艦向けの発電用ディーゼルエンジンの検査で長期にわたって不正があったことを確認した。12月26日から2026年3月11日まで指名停止となる。
防衛省が調査した結果、多くのエンジンが仕様書に要求された燃料消費率を満たしていなかった。防衛省は安全性や性能には影響ないとしている。
川重の橋本康彦社長は26日、防衛省による指名停止措置を受けて「大変厳粛に受け止めている。再発防止策に徹底して取り組み、信頼回復に全力で努めていく」とのコメントを出した。同社は同日、今回の不正問題に関する追加の調査結果と再発防止策を発表した。
【関連記事】
- ・川重架空取引、6年間で17億円 潜水艦乗組員に物品提供
- ・川重の船舶エンジン検査不正、担当者認識も是正できず
- ・川崎重工、特別調査委員会を設置 船舶用エンジン不正で
- ・川重、船舶エンジン検査不正 2000年以降出荷のほぼ全て
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。