大手5行が2026年1月の住宅ローン固定金利を引き上げる

三菱UFJ銀行など大手銀行5行は30日、2026年1月の10年固定型の住宅ローン金利を引き上げると発表した。固定型の主な基準となる10年物国債利回り(長期金利)の上昇を踏まえた。最優遇金利は大手5行平均で0.288%高い2.734%となった。上昇は6カ月連続。

1月の10年固定の最優遇金利を三菱UFJ銀は前月より0.42%高い2.68%、三井住友銀行は0.3%高い2.65%、みずほ銀行は0.25%高い2.55%、三井住友信託銀行は0.19%高い2.845%、りそな銀行は0.28%高い2.945%にする。住宅購入者の8割近くが選んでいる変動型の住宅ローンの基準金利は5銀行とも据え置く。

日銀は25年12月の金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げ、0.75%にすると決めた。変動型の金利は政策金利に連動する。大手行は来春にも変動型の基準金利を引き上げる可能性がある。

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