家庭用ビデオ戦争に敗れる
ソニーが、ベータ方式の家庭用ビデオデッキの生産を終了することを発表。
ソニーのベータ方式ビデオデッキは1975年1号機発売、翌76年に日本ビクターが発売したVHS方式とし烈な規格争いを展開した。ベータ方式は画質の良さで高い評価を受けたが、ビクターはライセンスを積極的に供与し、松下電器、シャープ、三菱など多数の家電メーカーと”VHS陣営” 形成、量産メリットや互換性メリットを強みに勢力を拡大した。
ソニーは88年にVHS方式の販売を開始し、その時点で事実上、敗北を認めた形になっていた。
ベータ(左)とVHSのビデオテープ。ベータは「コンパクト」がウリだったが… (時事)
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