初市に並んだ7キロ超のコイの大物=諏訪市渋崎の諏訪湖漁協で2026年1月6日、宮坂一則撮影

 長野県の諏訪湖漁業協同組合(諏訪市渋崎)で6日朝、新年初市があった。名物のワカサギは、保護のため禁漁中の投網漁を2時間だけ解禁したが、水揚げはなかった。市場には体長70センチ超、体重7・2キロの大物を筆頭に、丸々と太り脂がのったコイ7匹が並んだ。

 組合によると、諏訪湖ではかつて初市の日に150キロほどのワカサギが水揚げされたこともあったが、2016年7月に起きた大量死により生息数が大きく減少。採卵に向けて親魚を保護するため投網漁の制限を続けており、昨年は11月8日から禁漁している。

 この日は、待ちわびる川魚店や消費者のために解禁したものの、投網が打てない場所にワカサギが移動してしまったり、強風で出漁を見合わせた船があったりしたため水揚げゼロとなった。昨年末にも組合員の自家用に1時間だけ解禁したが、出漁した漁師の1人が4匹とっただけの不漁だったという。

 藤森恵吉・組合長(75)は「試行錯誤しながら諏訪湖の回復に向けて事業を進め、採卵数も増えてきている」と期待を込めた。平出良作・諏訪川魚組合長(87)は「諏訪湖の恩恵を受ける1年を願う」と話した。【宮坂一則】

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