
日本自動車輸入組合(JAIA)が8日発表した2025年の海外から輸入する日本車の販売台数は前年比19%増の11万1513台だった。30年ぶりに過去最高を更新した。スズキがインドから輸入する多目的スポーツ車(SUV)が好調で全体をけん引した。26年はトヨタ自動車が米国生産車を輸入する方針で輸入日本車は今後も増える可能性がある。
海外から輸入する日本車は「逆輸入車」と呼ばれる。年間ベースで過去最高だった1995年の10万7092台を上回った。
けん引役はスズキで前年比7倍の4万3266台だった。24年から小型SUV「フロンクス」を、25年4月から四輪駆動車「ジムニーノマド」をインドから輸入して販売している。インドは人件費が安く、コスト競争力が高い。
ホンダは18%減の3万7022台だった。24年から小型SUV「WR-V」をインドから輸入しており、反動で前年からは減ったが販売台数としては高い水準を維持した。27年度から発売する電気自動車(EV)の世界戦略車「ゼロ アルファ」もインドから輸入する。
日産自動車は33%減の9595台、トヨタも33%減の9587台だった。トヨタは25年12月に米国で生産した3車種を26年から日本に輸入して販売する方針だと発表した。セダン「カムリ」やSUV「ハイランダー」を日本市場で販売する。
米国との関税交渉を受けて、国は米国車に対する認証手続きを簡素化し、米国から輸入しやすくする方針。日産とホンダも米国からの逆輸入を検討しており、台数はさらに伸びる可能性がある。
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