
中国・電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)日本法人は9日、2026年後半にステーションワゴンとコンパクト多目的スポーツ車(SUV)のプラグインハイブリッド車(PHV)を投入すると発表した。日本で同社が販売するPHVは合計で3車種になる。電気自動車(EV)を含めラインアップを増やして、日本車など先行ブランドの切り崩しを狙う。
同日に幕張メッセ(千葉市)で開かれた世界最大級のカスタムカー(改造車)の展示会「東京オートサロン2026」の報道説明会でBYD日本法人の東福寺厚樹社長が明らかにした。
ステーションワゴンの「シール6」とコンパクトSUVの「アット2」を投入する。PHVを巡っては25年12月に第1弾となるSUVの「シーライオン6」を発売した。アウトドア向けの車種と日本の狭い道路でも走行しやすいサイズの車種を追加し、EVの航続距離などに不安がある顧客を取り込む。
26年中に軽EV「ラッコ」も発売する。航続距離は標準で200キロメートル超、最長で300キロメートル超になる予定だ。

26年末にはBYDの日本でのラインアップが、EV5車種、PHV3車種の計8車種にひろがる。東福寺社長は「短期間で幅広い車種を展開できるのが世界をリードしてきたBYDの強みだ。日本市場に本気で取り組んでいく」と強調した。
BYDの25年の国内販売台数(乗用車のみ)は前年比68%増の3742台だった。軽EVやPHVなどラインアップを増やし、26年はさらなるシェア拡大をめざす。東福寺社長は「ラッコの導入を成功させ、新エネ車との両輪で日本での認知拡大と販売拡大に挑戦する」と語った。
【関連記事】
- ・トヨタ、モータースポーツ「喧嘩」でブランド底上げ オートサロン開幕
- ・BYD、テスラ超え初のEV世界首位へ 25年販売は3割増の225万台
- ・BYD、日本攻略へ世界首位のPHV投入 国内最安水準398万円で勝負
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。