▼エッジAI スマートフォンや自動車などの機器や端末側で動作する人工知能(AI)を指す。インターネットに接続しなくても、センサーやカメラなどの情報データをその場で分析できる。ネット上のクラウドからAIの機能を引き出す作業を省き、瞬時に判断を下せるようになる。通信量や処理コストが1割以下に抑えられるとされ、電力インフラへの負荷も軽減できる。
カメラの顔認識や画像補正、工場の不良品検知や無人店舗の在庫管理で使われはじめた。米BCCリサーチによるとエッジAIの世界市場は2030年に568億ドル(約9兆円)と24年比で6.5倍に膨らむ見通しだ。25〜30年では年平均30%以上の勢いで伸びるという。

データ発生源の近くに情報を処理するための基盤を設ける「エッジコンピューティング」で機能を補完すれば、自動運転など高度な作業も実現できる。米グーグルは産業カメラなどに外付けできるAI専用チップを展開する。日本の携帯大手も基地局近くに小さなデータセンターを配置するサービスを広げている。
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