写真はイメージ=ゲッティ

 奈良県自動車税事務所は9日、パソコンがウイルス感染したような虚偽の画面を表示させ、修復料名目で金銭をだまし取るなどする「サポート詐欺」に遭い、個人名などを記載したデータ21件が漏れた可能性があると発表した。現時点で被害は確認されていない。

 事務所によると先月18日、2番目の職位の次長(57)がセキュリティー対策が不十分なパソコンを使った際、画面に警告のような表示が出現。偽物と気づかず、誘導に従って遠隔操作のソフトを誤って設定し、第三者に操作される状態になった。その後は通常通り使える状態に戻ったが、同23日にサポート詐欺の可能性に気づいたという。

 19人と2法人の氏名や住所、車の形式などが記されている「自動車検査証登録事項」の情報が漏れた可能性があり、事務所は全員に謝罪と説明をした。このパソコンは県が一括ではなく、事務所で独自調達したもので、2021年から安全対策が不十分なまま使っていた。県は情報セキュリティーの研修などで再発防止を徹底する。【山口起儀】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。