浦和美園駅で開かれた不二家の新業態店の開店記念セレモニー(さいたま市)

不二家がカフェの新業態に参入し、28日にさいたま市で1号店をオープンした。ロングセラーのキャンディー「ミルキー」をイメージしたドリンクなどを提供し、お菓子とは異なる新たな楽しみ方を提案。2026年は同商品の発売から75周年を記念する年で、昔から不二家の味に慣れ親しんだシニアから若者まで、幅広い世代の顧客を呼び込む。

新業態の店舗名は「ペコちゃんmilkyタイム」。埼玉高速鉄道の浦和美園駅(さいたま市)の2階に、初となる「浦和美園店」をオープンした。同店はカウンター8席、テーブル20席を用意し、午前10時〜午後8時に営業する。

ミルキーの味わいを生かしたドリンクやフードのメニューを提供する=不二家提供

売りの一つが、ミルキーの優しい甘さを味わえるドリンク「のむmilky」だ。抹茶やほうじ茶などの味を定番としてそろえるほか、冬期限定でスパイスの香るチャイの味も用意する。フィリング(詰め物)の隠し味にミルキーの練乳を使用したパイ、ミルキーらしさを楽しめるロールケーキなど、フードメニューにもこだわる。

オープンにあたり、さいたま市岩槻区でひな人形などを制作する東玉が、不二家のマスコットキャラクター「ペコちゃん」の人形を作り、店内で展示している。

浦和美園駅周辺は若いファミリー層が増加しているエリアで、1号店の出店先に選ばれた。「日常利用とイベント利用の両面をあわせもつ特徴的な立地のため、幅広い年齢層・さまざまなシーンでの利用が想定される」(不二家)という。春ごろに2号店以降の出店を検討している。

不二家は1910年、横浜市に洋菓子店(元町店)を開業して事業をスタート。14年には元町店の隣に「ソーダ・ファウンテン」という喫茶店を新設した。河村宣行社長は「創業の原点に立ち返ったお店が誕生した」と強調する。

同社は2024年、神奈川県海老名市にドーナツ専門店の「ペコちゃんmilkyドーナツ」の1号店を開店して以降、店舗網を拡大してきた。顧客からはケーキの販売などを要望する声も多く「カフェ形態ではより多様なスイーツを提供していく」(同社)という。

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