化粧品大手のマンダムは9日、非上場化をめざして実施しているMBO(経営陣による自社買収)について、株式公開買い付け(TOB)を実施している英投資ファンド「CVCキャピタル・パートナーズ」側が買い付け価格を1株3105円に引き上げたと発表した。米投資ファンド「KKR」が競合する別の買収提案をしているが、CVCの新たな価格はKKRが予定する価格を5円上回っている。
価格変更に伴い、CVC側は12日だったTOB期間を25日まで延長した。またマンダムは9日の取締役会で、CVC側が実施するTOBへの応募推奨を決議。KKRの提案には不同意とした。これまでは中立の立場だった。KKRはマンダムの取締役会の賛同を前提に買収提案をしていた。昨年9月末からCVC側が進めてきたTOBは、一時は成立の行方が不透明になっていたが、今回の局面で再び成立の可能性が高まっている。
マンダムはCVC側のTOB応募に賛同した理由として、インドネシアなど東南アジアでの成長とブランド価値の強化において、CVC側の提案する施策がより「現在の事業環境及び経営課題を踏まえた事業戦略に合致している」ためだという。
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